- 鼻からいれる細いカメラで検査をします
- 検査時間は7~8分
- 検査中、リアルタイムでカメラの画像をみることができます
- 「おえっ」となりにくいカメラです
当院では、フジフィルム最新の鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)を導入しております。
(参考サイト 鼻から.jp http://www.hanakara.jp/ )
経鼻内視鏡の直径は5.8mm。経口内視鏡の直径は9.2mmです。
経口内視鏡の太さは、経鼻内視鏡の約1.5倍ですが、その断面積は約2.5倍にもなります。
それほど細い経鼻内視鏡検査では
- 舌の奥を触らないので、オエッとならない
- 細いカメラなので、喉の圧迫感がすくない
- 検査中、話ができる
- 麻酔は鼻だけにかけるので、検査終了後すぐに食事や水分をとることができる
などのメリットがあります。
初めて胃カメラを受ける方でも、口からの胃カメラでしんどい経験をされた方でも楽にうけることができます。
フジフィルムの行ったアンケートでは、口からの胃カメラを受けた後、鼻からの胃カメラを受けた方の95%が、鼻からの胃カメラのほうが楽だったと回答しています。
また当院では、検査中ご自身の胃・食道を確認できるよう、患者様用モニターをつけておりますので、説明を聞きながら、検査をうけることができます。
注意点
- 鼻腔が狭く通過しない方が、男性約1%、女性約3%ほどいらっしゃいます。
そのため、鼻炎症状がない時期に検査をすることをお勧めします。
また、鼻腔が狭い場合は口から検査しますが、それでも細いカメラなので、身体への負担は少ないです。 - スムーズに通過しても、わずかに鼻血がでることがあります。
検査前準備
- 前日の夕食は、21時頃までにおとりください。検査当日は、朝食をとらないでください。
- 水分は透明(水やお茶)であれば、直前1時間まで飲んでかまいません。
- 血圧や不整脈の薬などは、当日の朝も少量の水分で必ず内服してください。
- 血液をサラサラにする薬を内服している方は、予約時に、お薬手帳を持参のうえ、かならず声をおかけください。
検査結果は、検査後すぐにお話します。
組織検査を施行した場合、当日は刺激物やアルコールの摂取は控えてください。組織検査の結果説明は1週間後になります。
胸やけがする、胃もたれがとれない、胃がんが心配、そのような時は、苦痛の少ない細い胃カメラで検査をうけましょう。
検査は予約制になりますので、一度外来にてご相談ください。